出産入院中に先天性内反足の可能性があると診断された娘。
退院後すぐに整形外科を受診してきました。
これからブログで治療の経過を詳しく記録していきたいと思います。
先天性内反足とは
生まれつき足が内側に曲がっている病気。
1000人に1人の割合で発症すると言われています。
先天性内反足治療前の足の状態

娘の足はこんな感じで、足首から下が内側を向いています。
軽症の場合は手で動かすと元の位置に戻りますが、重症の場合ほとんど動かないそうです。
娘の足首はかなり硬く、曲げようとしても動かないような状態でした。
先天性内反足の検査で整形外科を受診
兵庫県立こども病院へ

出産した産婦人科に紹介状をもらって、兵庫県立こども病院へ行ってきました。

病院は車で家から1時間半くらい。退院翌日に新生児を連れて往復3時間、いきなりかなりの遠出で緊張します…。
うちは車を所有していないので、タイムズカーシェアを利用しました!
チャイルドシートも新生児から使用できるものを急いで用意。
普段タイムズやレンタカー派の人はコンパクトで持ち運びやすいチャイルドシートをおすすめします…!
ベビーカーや抱っこ紐は間に合わなかったので、おくるみに包んで抱っこして行きました。
病院での流れ

初診の為まずは1階の総合受付へ。紹介状を渡して案内してもらいました。
①問診
紹介していただいた整形の先生とは別の先生に問診していただきました。
いくつか簡単な質問をされ、娘の足を見て「内反足ですね」と一言。
実際に先生の口から内反足と診断されるまでは「もしかしたら内反足ではないかも。」「軽度でマッサージだけで治るかも。」と若干の希望を持っていましたが、やっぱりダメでした。
「このあと詳しい診察があるけど、おそらくギプスを巻くことになると思う。」とのこと。
早速この日から治療が始まるようです。
内反足治療中の方のブログをいくつか拝見して、当日ギプス巻きあるかなと思っていたので、ある程度心の準備はできていました。
「ギプス巻きのときに泣いて暴れないようにミルクを飲ませながら作業します。それまでミルクはあげないでください」と言われてしまいました。
②身体測定・レントゲン撮影
身長・体重を測ったあと、足のレントゲンを撮りました。
レントゲン室で何人もの大人に押さえつけられて大泣きしている我が子を見てつらい気持ちに…。
③診察
しばらく待ったあと、ついに診察室へ呼ばれました。
娘は空腹で泣いてしまっていたので、待っている間大変でした。
先生が娘の足を触りながら「ここがこうなっているから、こういう治療が必要です」と詳しく説明してくれました。
そのあと足をいろんな角度に曲げながら、変形のレベルを記録していました。
娘は両足の先天性内反足で、右足よりも左足の方が重度だそうです。
予定通り、この日ギプスを巻いて帰ることになりました。
「しっかり治療すれば良くなるよ。ほかの子と同じように歩いたり走ったりすることも問題ない。」と言っていただけたので、安心しました。
④ギプス巻き
はじめてのギプス巻き。裸で台に寝かせて、大人4~5人体制で巻いていきます。
泣いていたので、大人しくさせる為ここでようやくミルクの出番です。お腹ペコペコだったのでゴクゴク飲んでました。
まだ授乳がうまく出来ないので、液体ミルクを持っていきました。
液体ミルク、常温でも飲める子だったらかなり便利!
アイクレオの液体ミルクはパックなので、使用後もかさばらなくていい感じです。
暴れるとギプスがうまく巻けなくなる為、毎回ギプス巻きの日はミルク必須です。
石膏ギプスで、固まるとガチガチになります。
痛々しくてかわいそうでしたが、痛くはないそうです。
ギプスは触ると暖かいです。(数時間すると暖かさはなくなります。)

ギプスを巻かれた足はこんな感じ。
ずっしり重いので、抱っこするときは足をしっかり支えてあげる必要があります。
ギプスを巻かれた赤ちゃんの扱いは意外とすぐに慣れます。
オムツ替えも問題ないです。オムツのギャザーがギプスに被らないようにつけてあげるとウンチがつきにくいです。
今後の治療の流れ
1ヶ月半~2ヶ月くらいは、週に1度通院してギプスを巻きなおす必要があるとのこと。
ギプス終了時点で、9割の患者がアキレス腱を切る手術をするそうです。日帰りで行える簡単な手術だそう。
その後、再発防止の為の装具を一日中つけます。
歩けるようになる頃には夜間のみ装具になるそうです。(装具をつけていたら歩けないので。)
大体4歳頃までは装具をつけた方がいいみたいです。
夫には申し訳ないけど、週1で仕事を休んでもらって一緒に病院に通うことになりました。
いろいろ大変なことも多そうですが、しっかり治療して治してあげたいと思います!
